皆誰しも運動は大事とわかっていながら、実行に移せません。
私も「今回こそ通うぞ!」
と、ジムに入会しながらも結局行かなくなり解約をした過去が何度かあります。
最近はYouTubeなどで簡単に
エクササイズ動画を見られるので、
一昔前よりは運動しやすい
世の中かもしれません。
数々の研究で、
運動量・身体活動が多い人は、
生活習慣病(高血圧、脂質異常、2型糖尿病など)
や認知症罹患のリスクが減る
傾向が示唆されています。
生活習慣病と認知症の関連性も示唆されれており、これらからも運動が大事なことは一目瞭然です。
ただ年齢を重ねると、育児も落ち着き、仕事も退職、など日常生活の活動量が減っていきます。何か趣味があり活動的に生活されている方は良いのですが、特に趣味がない、子供も巣立ったなど、がむしゃらに生活してきた若い頃に比べると、明らかに運動※と身体活動※※は減ってしまいます。
※ 運動:スポーツやフィットネスなど 健康・体力の維持・増進を目的として実施されるもの
※※ 身体活動:安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費する骨格筋の収縮 を伴う全ての活動
日常的な運動は寿命、特に健康寿命を延伸させるといわれています。
運動すると骨格筋が収縮し、この収縮時に多量のエレルギーを必要とします。骨格筋は体の中でも非常に大きな生体器官で、運動時には血中の糖や脂質を積極的に筋細胞内に取り込み消費するので代謝においても重要な期間です。このため筋肉量が多い方の方が基礎代謝も高くなります。
筋肉や骨も新陳代謝を繰り返しています。
刺激がないと筋萎縮、骨萎縮(骨粗鬆症)を引き起こしてしまいます。
宇宙飛行士が地球に戻った時、何十年も前は抱き抱えられて降りていました。
最近は普通に歩いて降りてきます。これは運動の重要性がわかり、無重力状態でもトレーニングをしているからです。
これらから重力の負荷がいかに重要かわかります。運動と思わず、少し歩く量を増やす、自宅の中で階段の上り下りを増やしてみるだけでも良いかもしれません。
院長のコラムにもあった実年齢より見た目年齢、健康寿命が重要です。
年齢を重ねても健康的に生活をする
健康寿命を伸ばすために、
少しだけでも活動量を増やしてみて
はいかがでしょうか。