ワキ汗・ワキガ(腋臭症)外来

ワキ汗やワキのにおいでお悩みの方へ

当院では、腋窩多汗症や腋臭症(ワキガ)に対する診断・治療を行っています。

日常生活で「汗ジミが気になる」「ワキのにおいが心配」

「人前で緊張すると大量に汗をかいてしまう」などのお悩みがある方は、

ぜひ一度ご相談ください。

原発性腋窩多汗症(ワキ汗)

原因

エクリン腺からの多量な発汗です。

エクリン腺は体温調節に関わる汗腺で、

ストレスや暑さなどによりワキに多量の

汗が出ることがあります。

治療方法

外用薬(保険診療):汗の分泌を抑えます。毎日塗る必要があります。

ボトックス注射(自由診療):注射で約3〜6ヶ月間、汗の分泌を抑えます。

注:ある部位の発汗が抑制された際、他の部位での発汗が代償的に増える代償性発汗が生じることがあります。

腋臭症(ワキガ)

腋臭症(ワキガ)は病気というよりも体質のひとつです。

においの強さには個人差があり、

「自分だけが気にしている」ことも少なくありません。

必要に応じて、他人にとって不快に感じられるかどうかを確認する検査や、

生活への影響度に応じた治療法をご提案いたします。

症状の程度やご希望に合わせた診療を行っています。

原因

アポクリン腺の分泌物と皮膚常在菌が

反応し、発生するにおいです。

思春期以降、腋窩(ワキ)や外陰部で発達するアポクリン腺の汗には脂肪やたんぱく質

が含まれており、これが皮膚の細菌に分解されることで特有のにおいが発生します。

ワキガは遺伝的要因も関係しており、ご家族に同じ症状の方がいるケースもあります。

診断方法

問診とガーゼテスト法(においの程度を確認)を行います。

治療方法

外用薬(保険診療):多汗を伴う場合は汗の分泌を抑え、ワキの環境改善が可能です。毎日塗る必要があります。

ボトックス注射(自由診療):注射で約3〜6ヶ月間、汗の分泌を抑えます。ワキの環境改善が可能です。

医療レーザー脱毛(自由診療):脱毛することで、ワキの環境改善が可能です。

腋臭症手術(皮弁法:保険診療もしくは自由診療):ワキの皮膚を反転し、アポクリン腺を直接取り除く根治的な治療です。最も効果的な方法と言われています。場合によりますが、完全にニオイがなくなる訳ではありません。

費用

これらの治療には、保険診療適応の場合と自由診療の場合があります。

処置・手術(1回分)診療料金
ワキボトックス注射自由66,000円(税込)
ワキ脱毛レーザー(女性)自由8,800円(税込)
ワキ脱毛レーザー(男性)自由10,560円(税込)
腋臭症手術(皮弁法・剪除法)保険(3割負担)約45,000円
腋臭症手術(皮弁法・剪除法)自由330,000円(税込)

※ワキのボトックス注射は細い針を使用しますが、片側で20~30ヵ所ほど注射を行います。そのため、表面麻酔薬(エムラクリーム:3,300円)の使用をおすすめします。

腋臭症手術(皮弁法・剪除法)

治療内容・方法

腋臭症(ワキガ)の原因となる

アポクリン腺を切除する手術です。

脇毛の範囲にアポクリン腺は

多く存在しています。

毛根とほぼ同じ深さにある

アポクリン腺を丁寧に切除します。

全てのアポクリン腺を取り除くことはできません。

脇毛の脱毛が生じることがあります。

適応(保険診療の場合)

診察時、両脇にガーゼをはさみ5〜10分ほど待ちます。

その後、ガーゼの匂いを確認します(ガーゼテスト法)。

同時に問診を行い、総合的に判断します。

施術方法

局所麻酔を行い脇のシワに沿って、

3〜4cm程の皮膚切開を行います。

皮膚を裏返し、毛根と同じ深さに

あるアポクリン腺を丁寧に切除

します。

最後に皮膚を縫合します。

術後は、脇をガーゼやスポンジなど

で圧迫を行います。

治療期間・回数

施術時間:約60~90分です。

体位:手術中は両腕を挙げた状態で維持してもらいます。

通院回数:約4~5回

(手術日・術後3−4日目・約1週間後の抜糸・術後1ヵ月・術後3ヵ月など)

ダウンタイム:2~4週間程度で腫れや内出血が落ち着きます。

入浴:手術後から、脇を濡らさないようにシャワー浴は可能です。

仕事・運動:テーピングでの圧迫を継続しながらの軽作業は可能です。

固定解除:受診時に行いますので、テーピングはそのままで来院ください。

費用(1回の施術)

腋臭症手術(皮弁法・剪除法)料金
保険診療(3割負担)約45,000円
自由診療330,000円(税込)

リスク・副作用

腫れ・内出血:術後2〜4週間程度で軽減します。

傷跡:時間とともに目立たなくなりますが、完全に消えるわけではありません。

感覚の変化:一時的に感覚が鈍くなることがありますが、通常は数ヶ月で回復します。

血腫・皮膚壊死:創部の安静や圧迫が不十分な場合に、皮下血腫が溜まり、皮膚の血流不全が起こる場合があります。最悪の場合、皮膚壊死を起こすことがあります。

再発・残存:全てのアポクリン腺を取り除くことはできません。ニオイが僅かに残る可能性があります。特に重度の場合は、可能性が高いです。

代償性発汗:ワキの発汗が抑制された際、他の部位での発汗が代償的に増えることがあります。

手術当日の服装等について

保険診療から自由診療まで、幅広い治療選択肢をご用意しています。

PRS CLINICへお気軽にご相談ください。

お電話(054-271-3333)での診察予約も行なっております。

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