もの忘れ検診・もの忘れ外来

もの忘れ検診が始まり、当院でも「静岡市のもの忘れ検診」を行うことになりました。

検診の結果、認知症の疑いがある場合は

当院で精密検査(当院では、もの忘れ外来)まで行うことが可能です。

静岡市内在住の65歳以上の方で、

認知症として治療されていない方は、

「静岡市もの忘れ検診」として

ご予約してください。

認知症は医師の診察、認知機能検査、画像検査に加え、

日常生活の状況をご家族に伺うことが大変重要ですので、

基本的にご家族の付き添いをお願いしています。

もの忘れ検診の際は付き添いなしでも構いませんが、

精密検査が必要と判断された場合は日を改めてご家族の付き添いをお願いします。

またご家族の希望で、

もの忘れ検診を受けさせたいけど、

ご本人は拒否している。

本人が渋々来院される場合もあると思います。

この場合はお電話での予約の際に

一言お伝えください。

ご本人のプライドを傷つけないよう

出来る限り配慮して診療致します。

もの忘れ検診を受けた方がよいのか、

悩まれる方は多いと思います。

是非

静岡市もの忘れ検診」を

お勧めします。

もの忘れ検診が開始された要因として、

軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)に

対する治療が可能になったこと

が挙げられます。

このMCIとは

《記憶障害など軽度の認知機能の障害が認められるが、

日常生活にはあまり支障がないため、認知症とは診断されない状態》を指し、

抗認知症薬(ドネペジル塩酸塩やガランタミン等)は適応になりません。

このためMCIの人は経過観察しかできないことが今までの現状でした。

またMCIの段階では

ご近所の方やご家族もたまに会う程度だと、

ご本人の異変に気づかないこともあります。

しかし、

と言われています。

そして、

生活習慣の改善対策(高血圧や糖尿病など持病の治療、運動・趣味活動などの

活動的な生活をする等)をされていない方は

認知症に移行する確率が高くなる

と言われています。

近年、このMCIの方に対する治療(抗アミロイドβ抗体)が可能になりました。

しかし、MCIの方全員が治療可能ではなく、

MCIと軽度アルツハイマー型認知症の方で、

アミロイドβの存在が確認でき、

脳出血などの見られない方が対象になります。

またこの治療は点滴治療になり、治療開始施設が限られていますので、

治療適応の可能性が高い方は紹介いたします。

認知症は身近な病気で、

本人も家族も周囲の人にも

本当に大変な病気です。

 以前のコラム(副院長のささやき04「認知症予防学会に行ってきました」)でも

お話したように、

日本の高齢者人口は増加しており、

それに伴い認知症を患った高齢者も

増加しています。

しかし、認知症に罹っていない高齢者もいます。

認知症は未だ治せる

病気ではないので、

いかに早期に対応して

進行を遅らせられるかが

重要です。

静岡市もの忘れ検診」は、予約制です。

お電話(054-271-3333)でご予約ください。

・もの忘れ検診で精密検査が必要になった

・静岡市外の方、65歳未満の方で

もの忘れが気になる

・以前認知症と言われたけど、

特に治療をしていない

などの方々が対象です。

問診、診察、血液検査、認知機能検査などに加え、

画像検査が必要な場合は、静岡医師会健診センターCT・MRI 東草深へ撮影を

依頼します。

診療は30分〜1時間程かかりますので、

お時間に余裕を持ってお越しください。

ご本人の対応に困っている等、

ご家族のお悩みに可能な限り相談に乗ります。

ぜひ、皆様のご来院をお待ちしております。

精密検査(もの忘れ外来)も予約制です。

お電話(054-271-3333)でご予約ください。

物忘れや認知機能の低下は、アルツハイマー型認知症だけでなく、

パーキンソン病や他の脳や体の病気が原因で起こることもあります。

日本認知症学会のホームページで、認知症についてわかりやすく解説しています。

詳しくは、下のボタンをclickして下さい。

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お電話(054-271-3333)での診察予約も行なっております。

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