前回、健康寿命の延伸のための運動の大切さについてお話ししました。
筋肉は体重の30〜40%、骨は15〜20%を占めると言われていますので、この二つの器官で体重の半分程度を占めていることになります。
このため筋肉量や骨密度が減ると体重減少が起こります。
筋肉、骨は新陳代謝を繰り返し、常に新しい細胞が作られています。
しかしこの代謝バランスが崩れると、筋萎縮、骨萎縮(骨粗鬆症)を引き起こしてしまいます。
また近年複数の臨床研究にて、
筋肉量低下が骨密度低下や骨折リスク増加
することが報告されています。
このことから、運動が大切なことは以前お話しさせて頂きました。
これはお顔にも同じことが言えます。
若い頃は仕事をしていろいろな人と関わって、恋をして、、、会話をすることや喜怒哀楽の表現、お顔の筋肉は目まぐるしく動いていました。
しかし、育児が落ち着き、仕事もひと段落、他者との関わりも減ってしまうなど、明らかに若い頃に比べてお顔の筋肉を動かすことが減ってしまいます。
以前ある先生が
「友達がいることが長寿の秘訣」
とお話ししていました。
私の専門分野、
認知症も他者とのコミュニケーション・
楽しい雰囲気の中にいることが
病状を遅らせる一つです。
人と会話することでお顔の筋肉を使い、筋収縮がおこり、お顔の骨の萎縮もある程度予防できると考えられます。
親しい友人、自分の存在意義を感じられる、趣味が合うなど何でも構いません。
コミュニティを持つことが、
健康で長生きするため、
また生き生きと若々しく生活するためには
とても重要です。
そうは言っても
いまさら人と会うなんて、
こんな老け顔見られたくない!
と言う方は
気になる方はぜひ一度ご相談下さいね。
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